浜松で語り継がれるべき地震の歴史
現代で語り継がれるべきは地震や津波に関する歴史
浜松 歴史
/ 【公式】浜松八幡宮
現代で語り継がれるべきは地震や津波に関する歴史
❘ 津波の破壊力に改めて寒気を覚えます
❘ 明和地震は南海トラフ地震だったと考えられている
浜松の歴史を語る上で盛り上がるのは、数年前の大型歴史ドラマで取り上げられた井伊一族や徳川家康の出世城とされる浜松城となりますが、現代で語り継がれるべきはむしろ浜松で起こった地震や津波に関する歴史です。
多くの人がロマンを求める戦国時代がクローズアップされるのは致し方ない面がありますが、その戦国時代も実は現代と同様に全国各地で大きな被害をもたらした大地震が頻発した時期でもありました。
浜松をはじめ東海エリアに住んでいる人は幼少時から東海・東南海地震への備えの重要性を叩き込まれていますが、テレビコマーシャルの合間などにも啓発告知などが日々流されてきただけに、それを数十年近く見聞きし続けてきても現在のところ大地震や津波が襲ったのは東北は関東など東日本や熊本や阿蘇のほうで、近年では津波以外の水害でも多くの人が被災してしまっていますが、いずれも中国地方や四国、九州です。
向こう数年以内に大地震と津波が来る来ると言われ続けながら何十年も経っている東海エリアは、不気味な静けさを続けているようにも思われます。
近年では災害の歴史について振り返っている書籍なども出て来ていますが、そういった歴史は華々しい戦国武将の活躍物語と違って観光資源にならないどころか、マイナス要因にしかならないといった意識が地元民にこそ強く、地震への備えと歴史を振り返ることはあまりリンクしていないのが実情となっています。